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2021.11.12 日本生殖医学会に行ってきました

第66回日本生殖医学会に行ってきました。開催地は米子。リアルとWEB両方のハイブリッド学会です。


たくさんのシンポジウムやセミナー、発表があり自分の興味のあるテーマを選んで、講演を聞いたり、研究発表を聞いたり、関連企業の製品を見たり。生殖医療に関するあれこれが盛りだくさんの二日間です。

同時進行で行われる多くのプログラムの中で、実際に当日なまで聞くことができたのは
*多嚢胞性卵巣症候群についての講演
*卵巣刺激についての講演
*男性不妊の薬物療法についての講演 でした。
どの講演も濃い内容で奥が深くたいへん勉強になりました。

そして、テレビ「そこまで言って委員会」によく出る社会派タレントさん4人と、ドクターをまじえた熱いトークショーを見ることができました。

〇産婦人科のあり方について。

〇産婦人科医師の働き方問題。これはどの業界にも共通した悩み。

〇産婦人科は痛いことをされそうだし、初めての人にとっては何か敷居が高い?もっと気軽に婦人科を受診してもらうにはどうすればいいのか?

〇奥様の出産が早産だったことで、NICUのお世話になり産婦人科のことをよくわかったが、それまでは何も知らなかった。一般男性は産婦人科のことをほとんど何も知らない。

〇男性の産婦人科医って、どうなの? (答え・・・男女どちらでも良い。優しい先生いっぱいおられます)

〇不妊治療のあり方

〇不妊治療はとてもポピュラーになったが、女性への負担が大きい。仕事と両立できなくてパートに変えたり辞めてしまう女性もいる。また、奥様とご主人の意思疎通がぎくしゃくしてしまうことも。

〇アフターピル(緊急避妊薬)を求める時も、女性だけが受診し、男性は受診しないケース。妊娠したいのもしたくないのも、男女両方の問題。

〇不妊治療の保険適用が始まる。良い面もあり悪い面もある。

〇不妊治療は法的な夫婦にしか認められなかったのはなぜ?

〇卵子提供・精子提供で出産した場合、生まれた子供は育ての親だけでなく血のつながりのある親を知りたいのか。卵子精子提供者はどういう立ち位置に?

〇不妊治療が特別感なく、たとえば歯医者に行くような感覚になるには?婦人科を特別視する必要はない。

〇奥様の出産に立ち会えて出産はとても素晴らしかった。その素晴らしさをもっと伝えてほしい。


などなど、ざっと挙げただけでもこんなに多岐にわたる内容で、「そこまで言って」の番組のように、明るく楽しく白熱していたので、1時間半という時間が短く感じられました。

大山と弓ヶ浜半島が大会のポスターに。

ショウキT1と邵氏温灸器を開発された 邵 輝先生も、学会発表のため来られていました。

講演や発表をされた先生方、学会を企画運営された皆様、学びの機会を与えてくださいまして、本当にありがとうございました。

2021.11.12
遠藤全快堂薬局  遠藤宏子

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