2016.02.11 冷え症と低体温は違うんですか？というお問い合わせ

当HPをご覧いただきまして、ありがとうございます。

最近、質問があった事についてHP上でお答えしたいと思います。

「冷え性」と「低体温」は違うって事です。

同じだと思っている方はその違いについていっしょに確認しましょう。

低体温は文字通り「体温が低いこと」を言います。

最近多いといわれます体温が35度台の人がそうです。

私が子供の頃には体温が36度無い人は聞いたことがありませんでした。

(子供なので知らなかっただけかもしれませんが）

それに対して冷え性は、体温を測ってみると正常にもかかわらず手足が冷たいと感じるものです。

原因はそれぞれで違います。

「低体温」は冷たいものや生ものなど身体を冷やすものを食べ過ぎるなど生活習慣などからの理由で熱を生み出す事が上手くいっていない場合に起こります。

しかし「冷え性」は熱はうまく生み出されているのにも関わらず、身体の筋力が衰えていたり微小循環の流れが悪い為に端っこのほうまでうまく血液が送る事ができなくなっている為に熱もまわっていかないのが理由ではないかと私は思います。

漢方の考え方では、低体温の方は「命門の火｣と呼ばれる生命の火が勢いよくボッ～～っと燃えていないタイプです。

建物の大きさの割りにボイラー室が小さくて全館暖房が出来ていないと例える事が出来ます。

冷え性の方はボイラー室の規模は適度になるのに配管が詰まっていたり、流れにくくなっているので行き渡らない様になっている事が考えられます。

行き渡らないのは「血液循環が悪い」ということ。

血液が不足しているか(血虚）、どこかで詰まりやすくなっているか（お血）。

どちらにしても、共通した改善点は「体を温めること」が大事です。

日頃からの生活で気をつけることは、体温より温度の低いものを摂り過ぎない様にする事と、入浴はシャワーだけで済ませるのでは無く湯船につかるということ。

また、適度な運動をして筋肉量を増やして基礎代謝を上げていくという方法もあります。

年齢によってできる事とできない事がありますので、その方に合った方法を選んで症状の改善を目指しましょう。

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