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2015.06.12 牛黄という高貴薬について 天然物は「もの」が違うんです。

梅雨入りしてから、山陰(特に米子は)あまり雨が降ってません。

今年の梅雨はこんな感じで長引くのでしょうか?心配しているえんどうです。

季節的には夏になりますが、夏といっても4つに分けられます。

初夏   さわやか~

梅雨   じめじめ~

真夏   激アツ!!

残暑   ドッテッと疲れ

この4つの夏を元気に過ごすアイテムとしてお勧めするのが、

牛黄(ゴオウ)」です。

牛黄は高貴薬に分類されていて、

1.2000年前の書物にも掲載されており、非常に安全性の高いもの

2.他に代替する働きの薬が見当たらないもの

3.非常に貴重な薬である事

と定義されています。

 

そんな牛黄はとどんなもの?

実は牛の胆のうや胆管中に病的に生じた結石、すなわち牛の胆石を採取して乾燥させたもの。なのです。

千頭に一個見つかるかどうかというぐらいのものなので、とても手に入りにくい。

薬能としては、

小児の百病、緒癇熱で口の開かぬ者 大人の狂癲を療す。久しく服すれば身を軽くし、天年を増し、人をして忘れざらしめる」と言われています。

現代で言えば、インフルエンザなどの高熱が出たときや心臓や脳の血液が巡らなくなった時の回復薬として、

夏の熱中症で身体がだるい、熱が高い、震えるなどの時にも応用できますね。

栄養ドリンクと一緒に飲んで気付け薬(シャンとさせる)としても効果的です。

そんな牛黄も現在いろんなタイプの牛黄が流通しています。

①天然牛黄・・ウシの胆嚢に生じた結石

②人工牛黄・・牛胆末、コール酸、ヒオデオキシコール酸、タウリン、ビリルビン、コレステロールなどから作られる

③体外培育牛黄・・牛胆汁を原料に人工培養微生物を利用して、結石形成メカニズムにしたがって体外で培育したもの

このうち、日本薬局方に掲載されているのは、天然牛黄だけ。

値段も人工牛黄の500~2500倍と価格面でも大きな開きがあります。

他にも、心筋に対する働きの違いなど比較報告もあります。

これからの時期、元気に過ごす為にも「本物!(天然牛黄)」を選んでください。

全然違いますから。。。。。。。。

詳しくお知りになりたい方は是非、お店まで遊びに来てくださいませ。

 

 

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