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2022.05.28 梅雨の時期の過ごし方について

まもなく6月に入ります。
これから一か月位、小雨が続く様な天気が

悪く、空気の中にも湿気が漂っているために、

洗濯物もなかなか乾かない日が続くことが

予想されます。

主婦の方には嫌な季節ですね。

中医学では、湿気はさまざまな病気を

引き起こすので、「湿邪」と言われています。

この時期は体に湿邪がたまりやすいため、

①全身がだるくて虚脱感がある

②関節が腫れて痛い、水がたまる

③皮膚のかゆみや湿疹が出やすい

④消化機能が低下し、食欲がない、

悪心、嘔吐、下痢など

いろんな症状が見られます。

 

また、湿が粘っこくなって痰に変化することで他の症状も出てきます。

肺に痰がたまると のどがゴロゴロする

胃に痰がたまると 食欲減退、嘔吐

腸内に痰がたまると 軟便や下痢

身体の各部分にたまると むくみ だるさ

関節や腹内にたまると 関節の腫れ 腹水

神経系統にたまると てんかん 痙攣

皮膚や組織にたまると イボ 腫瘍

漢方では痰湿(たんしつ)と呼び、体の潤い

や液体の流れが悪くなって、

正常な潤い成分を作ることが出来なくなり、

痰湿となって体内に停滞する病的な状態。

このような場合、中医学対策の基本原則は

湿邪(湿気)を取り除くこととなります。

「湿邪」が横行する時期は梅雨最盛期の

6月、7月だけではなく、蒸し暑い「夏」、

年間降雨量が一番多い「9月」も要注意です。
これからの季節、漢方薬や漢方養生法が

「除湿」に役立ちそうです。

 

お茶でははとむぎ、陳皮などがお勧めで

食材としては、ウリ類、白菜、大根、

ワカメなどの海藻類、ゴボウなどが

良いです。必ず火を通して食べましょう。

日頃からの生活養生に気を配り、お過ごしください。

詳しくは相談が出来るお店でしっかりとご相談ください。

当方で新しくラインナップした薬膳茶

これからの湿気が多い時期にお勧めの薬膳茶です。

全快堂の「はとむぎとおれんじぴーるのお茶」

身体に溜まった余分な湿取りにお勧めです。

出来れば温かい状態でお飲みください。

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