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2024.02.02 かんたん参鶏湯を作りました

よく知られる薬膳料理、参鶏湯(サムゲタン)。

気や血を補う働きを助け、体を温めてくれて、やわらかく優しい味で消化も良い薬膳料理です。

原料を買いに来てくださったY子さんに、作り方をお尋ねしたところ、「鶏肉ともち米、その他の材料を入れて煮込むだけだから、とっても簡単ですよ」と教えて下さいました。

写真をお願いしたら、お鍋の中の様子と、お皿に盛りつけたのを送って下さいました。ありがとうございます。

とっても美味しそうですね(^^) いろいろ入っていて、そしておしゃれ。

食べたあとは、「身体がぽっかぽかになりました」と。

Y子さん、ご報告ありがとうございました🩷

せっかくうちの薬局には材料が揃っているので、私も作りました。最近いろいろ活用している炊飯器でチャレンジ。

炊飯器で煮ると、ついてなくてもよいことと、こげつきや吹きこぼれの心配がないこと、煮込みが終わると保温になるので弱い煮込みが追加したようになること、食事をする時に温かい状態になっている、などなど、なるべく楽に手料理をしたい方におすすめです。(故障する可能性がゼロではないので、もし余っている炊飯器があったらお試しください)

(追記。私が使った炊飯器は、圧力炊き機能のない、古い炊飯ジャーです。調理機能のない炊飯器で、ご飯以外のものを調理するのは推奨されていません。その一方で、ネット上には成功例もたくさん紹介されています。よく調べていただき、ご判断下さい。炊飯器を使わなくても、コンロで数十分煮ていただくのが本来のやり方です。)

私が作ったやり方はだいたい以下のような感じです。

鶏もも肉 1枚(あれば手羽元などの骨つき肉のほうがよいです) を別鍋にお湯をわかして一煮立ちさせ、アクを取る。取り出してから、血の塊とか脂肪のかたまりなどあれば、洗い取り除く。

もち米(大さじ1〜2)、ネギ、しょうが、なつめ、朝鮮人参、ハスの実、枸杞の実、塩少々を入れ、を加え、普通にご飯を炊くコースでスイッチオン。

時間がたてばできあがっています。

とても簡単。

お皿にもりつけた写真は、Y子さんのようにきれいにできなかったので、自主規制させていただきます(^_^;)。

もち米の量に対して水の量が少なくて、スープというよりも、おかゆのようになってしまいました💦。けれども味はおいしかったですよ。鶏肉は切らずに入れましたが、おはしでくずせるくらいホロッと柔らかに。やさしい味ですが、食べ応えもあります。漢方薬っぽさも気になりません。

もち米がなければ、普通のお米でもよいし、お米とお餅を少しずつ入れてもよいです。寒い日に、または身体を温めたい時に、作ってみて下さい。

なつめ、朝鮮人参、枸杞子、ハスの実の働き…気を補う、血を補う、元気体力を補う、胃腸をととのえる、温める、精神をおちつかせる、体を潤わせる、など。

遠藤全快堂薬局 遠藤宏子

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