2021.10.29 口の炎症 のどの異常(口腔内の炎症)
「食欲の秋」
毎日美味しいものが食卓に並ぶ収穫の秋です。
楽しい食事を日々摂っていらっしゃいますでしょうか。
私が良くお伝えする食事方法として
①誰と食べるか
②いつ食べるか
③どこで食べるか についてお話します。
いくら一流フランス料理を食べていても
ひとりであったり、寝る前であったり、薄暗い部屋だったり
したら、全然美味しくないかも知れません。
ごはんとみそ汁だけでも、家族と一緒に
冬なら暖かい部屋で食べるだけでもごちそうになりますよね。
食べる時に口の中の炎症があると、せっかくの美味しい食事が
あまり美味しくない。
口の中の粘膜はたべものや呼吸することから、常の外界と接触しています。
その為、ウイルスや雑菌による炎症などのトラブルが起きやすいところなのです。
例えば、歯痛 歯肉炎 歯槽膿漏 口内炎 舌炎 口唇ヘルペス 扁桃炎など
のどの粘膜には、細菌やウイルスなどの異物が付着した時に、繊毛の働きで
異物を外に出そうとする働きがあるのですが、乾燥や喫煙、アルコールなどが
原因となって繊毛の働きがうまく機能せずに異物の排出が出来ず、
炎症⇒腫れや痛みが起こります。
一般的には、うがい薬や口腔内スプレーなどを使って治療しますが
緊急性の疾患が隠れている場合がありますので、市販薬でなかなか良くならない場合には
医師の診断を仰いでください。
例えば、
ベーチェット病
口腔粘膜の潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼疾患を主症状とする自己免疫疾患
シェーグレン症候群
中年女性の多い自己免疫疾患。全身性の臓器病変に伴って、目の乾燥や口腔乾燥の症状が出る
口腔扁平苔癬
口腔粘膜に対称性に白くレース或いは網状の苔癬を生じて、その周囲にびらんが見られる
漢方薬でも症状の緩和を目標に急性期から慢性期にかけて様々な漢方薬がありますので、
専門の方にしっかりと相談して処方してもらってください。
当方でもご相談は承りますので、お気軽にお問い合わせください。