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2016.08.22 戦国武将にならって高貴薬を使いこなす

ニュースを見てますと、台風が北海道に上陸して大変な事になっているようです。

被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。

関東地方も結構な雨や強い風の様で、年々天候がおかしくなってきていますね。

 

先日の日曜日、山陰地方はとても暑い一日でした。

そんな日に漢方勉強会がありまして、いろんな知識を

詰め込んできましたよ~~。

高貴薬」という言葉はご存知でしょうか。

高貴薬の定義として

1.2000年以上前から薬効が知られているもの

2.他に代替するものが無い

3.とても貴重品 入手が困難なもの

以上より、2000年以上も需要が絶えない生薬といえますね。

 

実際のところ、高貴薬はお薬としての有効性と安全性がとても高いので、高貴薬といわれているのです。

代表的なものに次のものがあります。

牛黄・・・血のめぐりを良くして、身体に溜まった余分な熱をとる

麝香・・・香り成分で気のめぐりを良くして、ストレス(邪気)を追い払う

羚羊角・・・首から上の血のめぐりを良くして、頭の熱を冷ます

本当はこんな簡単なものじゃなくて、それぞれが多岐にわたるすばらしい薬効があります。

 

「人生50年」といった織田信長が活躍した戦国時代にもこれらの高貴薬を使っていたであろう長寿だった武将がいます。

代表的な武将に「毛利元就」と「徳川家康」。

毛利元就は、曲直瀬道三(まなせどうざん)から長寿の指南を受けたといわれていますし、

徳川家康は、年長者に織田信長や豊臣秀吉がいるのでどうしても天下を取ろうかと思うと元気で長生きする必要があると悟り、健康についていろいろと努力したようです。

家康自身は薬草園を作って、薬草を栽培し、自分で薬研を使って薬を調合するなど実践派です。

 

現代は、戦国時代とはまた違った「ストレス社会」となっているので、邪気(ストレス)をはらう麝香やパソコンやスマホの見すぎでオーバーヒートした脳の熱を冷ます羚羊角などをうまく利用して、元気に過ごしたいものです。

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