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2022.02.19 食べたもので体は出来る

まだまだ寒い日が続いております。

しかし、暦の上では「春」となっていますので、

少しずつ春を感じる様になってくることでしょう。

そう、店頭でも花粉症の相談が増えてきました。

 

2月の中頃から「鼻が出る様になった」「目がかゆい」「皮膚のかゆみ」などなど。

なぜ、花粉症になってしまうのか?

免疫反応が関係しています

免疫は体を守るための防御反応としてだれにも備わっているものなのですが、花粉症はこれが鼻腔内や眼の粘膜で過剰に反応してしまっている状態。新型コロナウイルスで話題になった「サイトカインストーム(免疫暴走)」というワードを覚えていらっしゃいますでしょうか。このサイトカインストームが肺で起こると、免疫細胞が気道に集中して、気道閉塞を引き起こして死亡するリスクがあったので、大きなニュースになっていました。

 

何故そうなったのか?

理由は一つではないと私は思います。

体質的なもの:親や親族にアレルギーをお持ちの方は生まれながらにして過敏体質をお持ちの場合があります。なので、反面教師では無いですが、ぜん息や花粉症・アトピー性皮膚炎などの病気をお持ちの親や親族がいる場合はその体質を受け継いでいる可能性があります。

腸内環境:免疫細胞の約70%が腸に集中していて、最近の研究では腸内環境が深くかかわっていることが指摘されており、例えば、腸内細菌の働きによって産み出される短鎖脂肪酸という物質が、アレルギー反応を軽減するなどの研究結果が報告されています。

食事内容:これはとっても大事なことだと私は思います。

食べたもので体は作られますから、炎症を助けるような食べ物(例えば辛いものや白さとうなどの甘いもの)を摂っているとかゆみや腫れなどを起こしやすくなります。

昔ながらの和食には、善玉菌を増やす食物繊維や発酵食品が豊富に含まれています。現代は、食生活の欧米化やファストフードの普及により、毎日の食事で善玉菌を増やす機会が減っています。その結果、昔に比べて免疫力が弱くなり、アレルギーに悩む人が増えてきたのだという考えもあります。

あと、食べる順番も重要です。

最初にサラダや野菜スープのような、食物繊維がたっぷり含まれたメニューを摂り、その後に、肉や魚などタンパク質がメインのメニュー、そして最後に、ごはんやパンなどの主食という食べ方はいかがでしょう。

腸内環境が整うと、腸のはたらきがよくなって免疫力が上がります。その結果、アレルギーの症状が和らぐ事が期待できますので、花粉症で悩む人は、ぜひ食生活を見直し、腸が元気になる食材を取り入れてみてください。あと免疫機能を狂わせると言われるストレスも関係します。

 

そこで、私もタラと猛者エビのブイヤベースを作ってみました。

この中には昨年末に当方で栽培し収穫したサフランも入れてます。

この時期のスープはとっても美味しくて体に優しい。

簡単ですから是非お試しください。

レシピはネットで「ブイヤベースレシピ」ですぐに出てきます。

 

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