2016.11.18 成都研修レポート(病院研修編)
先々月(9月)の連休を利用して、中国は四川省 成都に漢方研修に行ってまいりました。
丁度、その頃は台風が九州あたりに近づいてきた時で、「飛行機が飛ぶんだろうか?」
と心配半分、ワクワク半分で米子⇒羽田⇒成田と経由して成田から約6時間の飛行時間を
経て成都に夜の11時(日本時間12時)に無事に到着。
この日は米子の家を朝の8時に出てず~っと移動ばかりで、兎に角明日からの研修に向けて
すぐに爆睡。
今回の研修は、冠元顆粒や衛益顆粒・心脾顆粒・独歩顆粒などを製造している2つの
工場見学と成都中医薬大学での臨床研修&講義という勉強のみ(観光は一切無し)。
成都に行っているにもかかわらず、パンダには一切会いませんでした。
◎工場で働いている方々の想いを伝えたい◎
工場見学では、日本のGMP(Good Manufacturing Practice)に則った方法、
簡単に言うと製造業において必要な『製造管理及び品質管理』の事で、
【患者さんが安心してその医薬品を使えるために、医薬品製造所が行うべきこと。】
で製造を行っているところを見学させていただきました。
工場見学時には白衣とヘアーキャップ、靴も履き替えての見学や部屋に入る前には
○○ホイホイの様なマットの上を歩いて足裏のほこりを取ったり、しっかりと管理されてましたよ。
エキス顆粒を作るうえでも薬草に含まれる精油分(香り成分)をなるべく逃さないように
する製法にて製造されているなどの説明を受けて、お客様にも自信をもってお勧めできる
ものだと思った次第です。
現地の工場見学をする事は漢方薬を真剣に作っている人たちの思いをお客様に
確実に伝える役割も私たちは担っているのだなと改めて感じました。
(思いが入ると効き目も良くなる!??)
◎成都中医薬大学での臨床研修はおもしろい◎
中国の医療現場は活気があります。まず、大きな違いは日本の様に西洋医学
だけでなく中医学診療だけの病院があるということ。しかし、最新の検査機器は
揃ってますので、検査データを参考にしながら漢方薬を処方するところや患者さんに
接する様子がとてもアットホームで、あまり殺伐としたところが無くて私も患者さんに
接する時の参考にとてもなりました。
(患者さんは困ってきているので、先生が困った顔や厳しい顔をしているとダメだよな~)
それと、日本の病院のように患者さんが診察室の外でたくさん待っているのですが、
診察中に「まだか~」みたいにドアを開けて覗いてくる事があるんです。
そんな時には助手のような方がドア越しに「まだまだ」と対処されてました。
日本ではまず見かけない風景ですよね。
写真の熊老中医は、「中医耳鼻咽喉科学」という教科書の主編者であり、
中国ではとても有名な耳鼻咽喉科の専門医なんです。五代続く中医師家系で、
多くの臨床経験をお持ちの中国耳鼻咽喉科の第一人者。丁度、耳鳴りの患者さんを
診察中で様子を聞きながら脈診中。他の病院では良くならないので、
600㌔離れたところから駆けつけた患者さんもいて、診察後に安心した表情で
診察室を出ていく様子が印象的でした。
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