2022.04.27 わらびの一品
山菜の季節です。
山菜が出回ると、自然界が休眠状態から目覚め、活発に動いているのを感じますね。
季節のものをいただくと、身体の内側にその季節を伝えるような、
さまざまなリズムのうちのひとつ「1年」という時間のサイクルを、身体に知らせる手段であるような気がします。
わらびをいただきました。
わらびにまつわる思い出が蘇ります。
今までは重曹でアク出しをしていましたが、今年は重曹を使わずに小麦粉を使う方法をやってみることにします。
鍋にたっぷりのお水を入れ、小麦粉大さじ5杯と唐辛子少々を入れてよくかきまぜて小麦粉を溶かす。
鍋に火をつけて小麦粉入りのお湯が沸騰したら、わらびを投入。
5分ほど茹でたら取り出して、冷水で冷ます。
これでアク出し終了!
へーえ、アク出しひとつ取っても、いろんなやり方があるんですね〜。短時間でできるのは良いことだし、茹でても意外とやわやわにならなかったので良かったです。
でも、終わったあとの小麦粉溶液の処理にちょっと困る。今後はこの方法を採用するかは迷います。
当店のお料理上手スタッフに、定番わらびメニューを教えてもらったので作ってみました。
作り方は、
処理したわらびと、人参の細切りと、生姜の細切りを、だし醤油と塩っぺで混ぜて和えるだけ。
塩っぺがないので、味付けしてない当店にある昆布の細切りを使いました。
だし醤油の量はこれくらいかな〜?と適当に。塩っぺの代わりにお塩を少々。
作って冷蔵庫に入れておき、数時間後には人参もしんなり、昆布の硬さも気にならなくなり、とても美味しかったですよ。
お皿に盛り付けてかつおぶしを散らすと、さらに美味しくなります。
得た教訓は
アクだしにはいろんな方法がある。
新しいことをやってみると意外と難しくない。
やってみると良い点悪い点がわかる。